溶けていく感覚

溶けていく感覚

いろいろな場面で、マッサージの楽しさを感じる事があるのですが、今までで一番衝撃的な感覚を味わった時の話をしたいと思います。

その時も、いつもと同じように施術をしていたのですが、うつ伏せで背中、脚とマッサージをしていくごとに、どんどん不思議な心地よさを感じていきました。そして仰向けになり続けて施術をしていくと、いつの間にか自分の手のひらと相手の肌との境界線が無くなっているような感覚になりました。確かに相手の肌に触れてマッサージしているはずなのに、皮膚という境界線がなくなり、液体になって溶けていくような感覚なのです。
自分と相手という区別はなくなり、液体が交じり合うような何とも表現しがたい、でもとても心地よくいつまでもそのままでいたいような、あったかくて平和で満ち足りたそれはそれは素晴らしい感覚なのです。

これこそがマッサージの本当の醍醐味なのかなぁ~。と思った、素晴らしい体験になりました。
この時、私は二つのことを考えていました。

一つは
・皮膚は私という液体(中身)を外にもれ出ないようにするための皮だったんだなぁ。ということ。

もう一つは
・マッサージでリラックスして左脳の活動が緩んできて、右脳が活発になり始めると通常の感覚で「気持ちいい」と感じる以上の「気持ちよさ」を体験できるんだなぁ。ということ。

 

それ以来、また私はマッサージの面白さに、どっぷりハマってしまう事になってしまうのでした・・・。

 

 

 

 

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