ひと手ボレ

ひと手ボレ

急に思い出した話なのですが…。
20代の頃にサンバを習っていたのですが、その時にペアダンスを踊ることになり、
ある男性とペアになりました。組む相手は自分で選ぶわけではなく、リーダーが身長などのバランスを考えて選んだ男性。
面識はあったものの、さほど親しく話をしたことも無かった男性と組むことになったので、特に何の感情もなく「よろしくお願いします」という気持ちで練習をしはじめ、手をつないだ途端
なんと!『ズギューン』と来てしまったのです。
暖かくて、ふんわりと柔らかく、且つ、つないでいてしっくりとくる厚みと大きさ。ピタっと吸い付くような感触に「もう離したくない!」と思わずにいられないくらいの、包み込まれるようなつなぎ心地に、一気に気持ちを持っていかれてしまったのです。

今ならば冷静に「あ~、この人とは気が(肌が)ピタっとあうな~」とあっさりとその感触を楽しみつつ、ペアダンスを踊るだろうな~と思いますが、その当時はあまりの衝撃に、しばら~く自分の手を眺めてはその感触を思い出し、萌えっとしていました。

結局は最初の2回ほど組んだだけで、その後ペアを組み直しになってしまい、
その人とは踊れなくなってしまいましたが・・・。今でも街のどこかでその人を見つけたら迷わず
「握手してください!」と駆け寄ってしまうと思います。

ひと目ボレならぬ、ひと手ボレした瞬間の思い出話なのですが・・・

それほど、肌の接触ってインパクトがあるんだな。と再認識してしまいました。

 

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